2018-01-01から1年間の記事一覧

国境の南、太陽の西

村上春樹作。1995年。 たしかFacebookの村上春樹のページに "“Sometimes when I look at you, I feel I’m gazing at a distant star.It’s dazzling, but the light is from tens of thousands of years ago. Maybe the star doesn’t even exist any more. Ye…

キッチン、ムーンライト・シャドウ

吉本ばなな作。1987-88にかけての作品かな? 幼い頃に両親を失い、祖母まで失ったみかげが、祖母が可愛がっていた雄一の家に引き取られてから雄一と人生をともにすることを決意するまでを描いている。 キッチンは、みかげが好きな場所。孤独を癒やす場所であ…

老人と海

ヘミングウェイ作、1952年発表。 あらすじ キューバで漁業を営む老人サンチャゴが、巨大なカジキを釣り上げるまでの格闘とその帰途に無残にも獲物を冷めに食い荒らされる様子を描いた作品。”自然の厳粛さと人間の勇気を謳う名作”らしい。 感想 うーん、僕に…

異邦人

カミュの処女作。1942。舞台はアルジェリア。 とてもよかった。海外文学のなかでトップクラスに好き。終盤の怒涛の勢いには鳥肌もたったし。最後の司祭をまくしたてるシーンはあきらかにハイライト。 最初はムルソーが不条理なのかと思ったけど不条理なのは…

神の子どもたちはみな踊る

UFOが釧路に降り立つ 妻に「二度と戻らない」と宣言された男が、羽根を休めるために向かった釧路で出会った女性との会話を通じて自らの本質と向き合っていくストーリー? 自らの依拠している世界はある日突然簡単に、理不尽に破壊されてしまう。それを地震の…

初ブログ

初めてのブログ 基本的には備忘録。書評をメインに書くつもりだけど気分で変える。